東北絆まつり、17日から青森で開催 4年ぶり公道でパレード

東北6県の夏祭りが一堂に会する「東北絆まつり」が17、18の両日、青森市で開かれる。新型コロナウイルスの影響で中止されていた公道でのパレードを4年ぶりに実施する。東北の県庁所在地6市などでつくる実行委員会は、2日間で約27万人の人出を見込む。

 パレードでは盛岡さんさ、山形花笠、仙台七夕、福島わらじ、青森ねぶたの順に、県庁付近から国道4号までの約2キロを往復で練り歩く。秋田竿燈は途中の2カ所で演舞する。

 パレードは、17日が午後5時、18日は午後0時半に開始。有料観客席は1日5000席を用意する。メイン会場の大型ビジョンや、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルでも中継する。

 まつりは両日とも午前10時に開会。青森港に隣接するメイン会場の青い海公園にステージを置き、津軽三味線など青森県内の郷土芸能を披露する。近くの青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」周辺では、東北各地のご当地グルメを味わえる飲食ブースを設ける。

 まつり開催に伴い、市中心部では広範囲で交通規制を行う。

 沢木正明市観光課長は「これまで東北6市がともしてきた絆の火を引き継ぎ、東北の勇気と未来への希望を発信したい」と話す。

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