東北観光で復興支援 タイ旅行業協、仙台で総会

タイの主要旅行会社で組織するタイ旅行業協会(TTAA)の総会が15日、仙台市泉区のホテルで開かれ、東日本大震災からの復興を支援し、仙台・東北へのタイ人観光客の送り出しを強化することを確認した。
 TTAA会員の経営者ら約100人が参加。チャローン・ワシアナーノン会長は「今回の旅行で東北は安心して観光できることを確かめ、仙台・東北を日本旅行のメーンとして売り出していきたい」と意欲を語った。
 総会に出席した奥山恵美子市長は「タイからの観光客は震災で一時的に途絶したが、回復する希望が見えてきた。仙台を窓口に、東北全体の魅力でタイの人々に満足してほしい」と述べた。
 TTAAがタイ国外で総会を開くのは初めて。外国人観光客を呼び込み、経済復興を目指す市が1月、タイ・バンコクであった同総会で東北観光セミナーを開き、総会の仙台開催を働き掛けていた。
 総会に合わせて旅行商談会も開かれ、東北の自治体や旅行会社、旅館など9団体が出展した。
 TTAAの一行は16日以降、松島や山形蔵王、福島県の裏磐梯を視察し、19日に新潟空港から帰国する。

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