NTTドコモ東北支社は地域情報とスマートフォン(多機能携帯電話)の活用方法を盛り込んだ無料情報誌を発刊した。7月発行の第1号は各地のご当地麺を特集。東日本大震災で落ち込んだ東北の観光振興にもつなげる。
情報誌はA4判で、タイトルは「あした、ドコあるこう。」。スマホに話し掛けるだけで必要な情報が検索できる「しゃべってコンシェル」などの活用法を紹介し、自社製スマホの普及を図る狙いがある。
第1号は全76ページ。このうち麺特集は「とうほく路地裏麺紀行」と題し掲載した。俳優の河相我聞さんがコンシェルの機能を使い、東北の名物店を訪れる設定で、盛岡市の「じゃじゃ麺」、仙台市の「朝市ラーメン」などを取り上げた。
このほかカメラ好きの女性たちが旅する形で、八戸市内や岩手県雫石町の小岩井農場、仙北市角館町などの魅力を豊富な写真で伝えている。
情報誌は、従来の携帯電話の普及を目的に各地の飲食店情報を掲載していた「FOMAP」に代わる形で発行した。発行は15万部で、東北各県のドコモショップや道の駅など観光施設で無料配布している。ドコモのホームページからもダウンロードできる。
東北支社は「地域の情報とともにスマホにどんな使い方ができるか紹介したい。第2号の発行は冬を検討している」と話している。