東北6県と新潟県の官民でつくる東北観光推進機構は、中国のミニブログ「微博(ウェイボ)」(中国版ツイッター)を活用した観光情報発信を始めている。東日本大震災の被害が大きい岩手、宮城、福島3県を訪れる中国人観光客を対象にした数次査証(ビザ)の発給が7月に始まったことを受け、きめ細かい情報を提供し、東北への誘客につなげる。
微博は140字以内の文章や写真、動画を掲載できる。利用者が3億人が超える中国新浪公司が運営する「新浪微博」に専用ページを開設し、13日に運用を始めた。
機構の中国人スタッフや東北各地の観光関係者が毎日1~2回、中国語で情報を投稿する。秋保温泉(仙台市)など観光地訪問や、仙台名物の牛タンなど食体験などをつづっている。
これまでに約200人が登録した。今後は月に1度、東北の物産品を閲覧者にプレゼントするキャンペーンも展開する。機構は「中国での東北の認知度は高くない。微博は素早い情報の共有と広がりを期待できる。積極的に東北の旬な情報を届けたい」としている。