東北電、変電所に蓄電池システム 出力世界最大 東芝が納入へ

東芝は26日、東北電力が実施する再生可能エネルギーによる電力の安定供給に関する実証事業向けに、蓄電池システムを納入すると発表した。最大出力は4万キロワット、容量は2万キロワット時で、出力は基幹系統の変電所に設置される蓄電池システムでは世界最大という。
 受注額は周辺機器などと合わせ100億円弱とみられる。
 受注した蓄電池システムはリチウムイオン二次電池を使用。1万回以上の充放電が可能で、高い安全性が特長だ。2015年2月までに東北電力西仙台変電所(仙台市)に設置する。
 東芝は、太陽光や風力といった気象条件で出力が変動する再生可能エネルギーによる発電の普及に伴い、大規模出力の蓄電池システムの需要が拡大するとみて、国内外で売り込みを強化する方針だ。

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