東北電力は16日、東京電力からの融通を40万キロワット上乗せし70万キロワットにすると発表した。この日の気温が見込みよりも上昇、冷房利用が増加するとみられることにくわえ、産業用需要も伸びると判断した。
この日の最大電力需要見通しは見込みから10万キロワット引き上げ、1190万キロワットとした。これに対し、応援融通の拡大で供給力は1251万キロワットとなる。需要に対する供給余力を示す予備率は、安定供給に必要な5%超を維持する。
大口需要家に節電を義務づけた電力使用制限令が解除され、週が明けた12日(月曜)以降、東北電は14日(水曜)を除いて、東電から追加の融通を受けている。