東北電力が空き家を管理 宮城の14市町村でサービス開始

東北電力は11日、空き家の所有者に代わって現地確認などをする空き家管理サービスの提供を宮城県の一部で始めた。東北電との電気契約の有無にかかわらず利用でき、首都圏などに住む人が実家の見守りを依頼するケースなども想定する。

 月額制の二つのプランがあり、どちらも担当者が月1回、空き家を訪問する。外観や庭木に異常がないかを確認するライトプラン(月6000円)と、室内の簡単な掃除や換気まで実施するスタンダードプラン(1万1500円)がある。

 対象エリアは仙台、塩釜、名取、多賀城、岩沼、富谷、亘理、山元、松島、七ケ浜、利府、大和、大郷、大衡の14市町村で、一戸建て住宅に限る。来年度以降、エリアを拡大する方針。

 東北電が11日に開設した会員制サイト「東北電力のくらしサービスストア」のメニューの一つ。サイトではほかに、鍵の紛失やガラスの破損に対応する月額制サービスも始めた。東北電は「空き家管理も鍵紛失などへの対応も、信頼できる事業者に頼みたいという需要がある」と説明する。

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