東日本大震災からの復興を願い、宮城県名取市の仮設商店街「閖上さいかい市場」で17日、「奥州統一 芋煮の陣」が開かれた。宮城、秋田、山形、福島4県の商工会青年部が地元の芋煮を振る舞い、味を競った。
栗駒鶯沢(宮城県)、東鳴瀬村(秋田県)、もがみ南部(山形県)、伊達市(福島県)の各商工会青年部が、肉やスープが異なる自慢の芋煮を各1000食分作った。
来場者は1杯ずつ味を食べ比べ、最もおいしいと思う芋煮に投票して順位を決めた。この結果、伊達市商工会青年部が優勝した。
イベントは4回目で、津波被災地で開くのは初めて。名取市商工会青年部の佐々木洋実行委員長(37)は「予想以上に大勢のお客さんが来てくれた。復興に向けて志を一つにする仲間の力を実感した」と話した。