日本ホテル協会東北支部主催のカクテルコンテストが9月29日、仙台市青葉区のホテル仙台プラザで開かれ、青森、岩手、宮城、秋田、山形各県のホテルで活躍する7人の若手バーテンダーが腕を競った。
出場者の地元をイメージできるオリジナルカクテルをそれぞれが開発し、審査員の前でシェーカーを振った。地酒をベースにしたり、特産の果物を生かしたりした作品が多く、装飾にも工夫が見られた。
審査の結果、最優秀賞には、ホテルメトロポリタン仙台の熊谷和幸さん(30)が作った「むすび丸」が選ばれた。宮城県大崎市岩出山の森民酒造店の特別本醸造「森泉」などを使ったフローズンカクテルで、グラスの中には黄桃のかぶとを着けた宮城・仙台の観光キャラクター「むすび丸」があしらわれている。
優秀賞には、秋田キャッスルホテルの佐々木雄平さん(32)の「米小町(まいこまち)」、仙台ロイヤルパークホテルの秋元康臣さん(23)の「郷愛の森」が選ばれた。
7人の作品は、同支部が「東北の味」として共通レシピを作り、加盟する23のホテルに配布する。各ホテルはバーや宴会などで提供する予定だという。