東北6県の味が異例のヒット 福興弁当第4弾

JR東日本グループの日本レストランエンタプライズ(NRE)仙台支社は10月1日、東北6県の味が楽しめる駅弁「東北福興弁当~希望へのあしあと」を発売する。2011年10月の発売以来、幕の内弁当としては異例のヒットとなった人気駅弁の第4弾。
 秋田県産マイタケのうま煮、山形県産ヤーコンのかす漬け、青森県産ホタテの艶煮揚など、東北らしい10食材を盛り込んだ。中小機構東北本部の協力を得て、農商工等連携などで国が認定した9事業者から提供を受けた。
 牛タン弁当や釜飯など、特化した食材や特徴ある容器を使う駅弁が人気を集める中、福興弁当は発売以来約20万食を売り「幕の内弁当では全国で例のないヒット商品」(NRE)となっている。
 仙台市で29日、関係者向けのお披露目会があった。NRE仙台調理センターの原田悟所長は「センターの栄養士が知恵を絞った。味も見た目も楽しんでいただける」と自信を見せた。
 中小機構の守屋高弘東北本部長は「東北の事業者が元気を取り戻せるよう、多くの人に食べてもらいたい」と話した。
 1150円。仙台駅構内の売店10カ所と東北新幹線の一部列車、JR東京駅構内の駅弁屋「祭」で取り扱う。

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