【ロンドン時事】英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（ＴＨＥ）は５日までに、２０１６年の世界の「大学世評ランキング」を発表した。上位１０校はいずれも米英の大学が占め、東京大が１２位とアジア勢で首位に立った。
世評ランキングは国際的な評判や認知度などが指標で、研究水準などを基にした大学番付とは別。１位は米ハーバード大で、４位の英ケンブリッジ大と５位の英オックスフォード大の２校以外、トップ１０はすべて米国勢だった。
アジアからは東大のほか、中国の清華大（１８位）、同北京大（２１位）、シンガポール国立大（２６位）、京都大（２７位）が上位入り。１００位以内に入っ たアジアの大学は昨年の１０から１８に増加しており、ＴＨＥのフィル・バティ編集長は「英国（の評価）が下落する一方、アジアの教育機関が急上昇してい る」と分析した。
