ジャニーズ事務所の東山紀之社長(56)が10年間主演を務めたNHK BSプレミアムの時代劇「大岡越前」シリーズを降板したことが分かった。局関係者によると、新シリーズは11月中旬に撮影予定だった。
ジャニー喜多川元社長の性被害問題に揺れる事務所の社長業に専念するため、東山は年内に芸能活動からの引退を発表していたが、引退前の時期での撮影だった。新シリーズは高橋克典主演で来年4月からの連続ドラマで放送することが内定している。
「大岡越前」は“天下の名裁き”で知られた大岡越前守忠相の活躍を描いた作品。加藤剛さん(2018年死去)が主演したTBSのシリーズは1970年~99年まで29年間続き「名作を演じるのには勇気が必要です。しかし、勇気は挑戦することでしか得られません。あの見事な大岡裁きが僕の人生に必要なものを教えてくれると今から楽しみにしています」と抱負を語っていた。
局関係者によると、今回の降板はNHK側とジャニーズ側で話し合いが行われ、決まったという。
また、東山が07年から主演を務めてきたテレビ朝日の時代劇「必殺仕事人」については、26日の同局定例社長会見で、西新常務が「対応は決まっていない」と語るにとどまった。