東日本大震災 人気マンガ「銀魂」作者のメッセージが、2年を経てなお胸をゆさぶる

 東北地方太平洋沖地震(東北大震災)から2周年を迎えた11日、各界の有名人・著名人が改めてコメントを発表した。その一方で、ネットユーザーの間では、「週刊ジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ「銀魂」の作者空知英秋(そらち・ひであき)さんによる、東日本大震災へのメッセージつきイラストが話題となっている。
 「悲しい事がたくさん起こって 前向きになんてなれない時もあると思いますが そんな時は 気負わず横でも向いてください みんなついております、みんなで一歩ずつ前へ 進んでいきましょう」という直筆のメッセージに、「銀魂」主人公坂田銀時、新八、神楽など仲間たちが一列に並ぶイラスト。この作品は2011年の震災直後、週刊ジャンプ、および月刊ジャンプSQ(スクエア)の漫画家たちによって企画された被災地応援用の作品で、発表から2年を経た現在もジャンプの公式ホームページ上から閲覧することができる。
 この企画では他に「ワンピース」の尾田栄一郎さん、「DRAGON BALL」の鳥山明さん、「家庭教師ヒットマン REBORN!」の天野明さんなど人気作家がこぞって筆をふるっているが、なぜ空知さんの作品に目が向けられるのか。理由のひとつとして「作風」が挙げられるだろう。軽妙な会話のやり取りなど「言葉」を効果的に使っているのが「銀魂」の持ち味で、普段は下品なネタも多く見られるが、重要な回では仲間同士の絆がしっかりと描かれる。そうした中で放たれる主人公のセリフなど、ファンの間では名言といわれているものが多くある。
 「深い」「泣きそう」と、現在もツイッターを通じて話題が広まっている。「がんばって」「がんばろう」という言葉に疲れたとき、胸に響くのではないだろうか。
 空知さんによるイラストメッセージはこちら
 少年ジャンプ.com:http://www.shonenjump.com/j/message/index.html

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