東日本大震災11年、仙台市が追悼式開催へ 市内8カ所に献花場

仙台市は1日、東日本大震災の発生から11年となる3月11日、若林区文化センターで市追悼式を開催すると発表した。ただ、新型コロナウイルスの感染状況によっては、式典形式を取りやめ、自由献花に変更するなどの対応を検討する。

 追悼式は午後2時半~4時。市外在住の遺族も招待する。地震発生時刻の午後2時46分に黙とうし、約250人の参列者が献花する。昨年、7年ぶりに式次第に盛り込んだ「遺族代表の言葉」は再び取りやめる。

 献花場は市内8カ所に開設する。勾当台公園市民広場(青葉区)は午前8時~午後5時、せんだい3・11メモリアル交流館(若林区)は午前10時~午後7時、若林区文化センターと宮城野、太白、泉の3区役所、宮城、秋保両総合支所は午前8時半~午後5時に受け付ける。

 式典の模様は、宮城総合支所以外の献花場に設置するモニターで生中継するほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネル「せんだいTube」で生配信する。

 郡和子市長は1日の定例記者会見で「3月11日は大切な日だ。亡くなった方の冥福を祈り、復興を発信する機会にしたい。ただ、今のような感染状況なら式典開催は難しい。感染が収まることを期待したい」と語った。

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