東松島市マンホール紹介カード 評判イ~ナ

宮城県東松島市は本年度、下水道のマンホールのふたを紹介する「マンホールカード」の無料配布を始めた。下水道への理解を深めてもらうための広報の一環。市のキャラクター「イートくん」と「イ~ナちゃん」が表面に描かれた親しみやすいデザイン。全国からカードのファンらが市内を訪れ、好評を得ている。
カードは縦8.8センチ、横6.3センチ。表にはふたの写真や設置場所の緯度と経度が、裏にはデザインの由来などが記されている。
市は2000枚を制作した。原則として窓口に足を運んだ希望者1人につき1枚を渡す。窓口は市鳴瀬庁舎にある下水道課、JR野蒜駅近くの奥松島観光物産交流センターの2カ所。
16日現在、窓口で270人がカードを受け取った。東松島市の住民に限らず、仙台市や石巻市など県内各地のほか、山形県、埼玉県など18都道県からも訪れている。
カードのふたの実物は野蒜駅近くにある。市の担当者は「下水道には『汚い』とあまりいいイメージがないかもしれないが、カードを通じて下水道への関心を深めてほしい。観光振興や地域活性化にもつながればいい」と期待する。
マンホールカードは国土交通省や自治体、民間企業でつくる下水道事業の広報団体が企画。昨年4月に発行が始まり、地域色豊かな全国約150自治体の170種類が作られた。県内では昨年12月に涌谷町が配布し、東松島市が2番目。連絡先は市下水道課0225(82)1111。

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