音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が9日、自身のツイッターを更新。シンガー・ソングライター山下達郎(70)が9日、TOKYO FM「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(日曜後2・00)に出演し、自身の音楽プロダクション「スマイルカンパニー」契約終了について言及したことについてとみられる心境を投稿をした。
山下氏が松尾氏の1日のツイートを受けて、自身のラジオで約7分間「私からのご報告」を語ってから7時間、松尾氏は「残念ですね。メロウじゃない日曜日」と、夕刊紙の連載「松尾潔のメロウな木曜日」や自身のNHK-FM「松尾潔のメロウな夜」にかけてつぶやいた。
山下は自身のラジオ中盤で「ツイッター、フェイスブック、などのSNSを活用していないことから(自分の考えを)ネットで配信できません。唯一の発信基地であるここでみなさんに話をお聞き頂きます」として松尾氏の契約終了騒動について語り出した。そして「雇用関係だったわけではない。彼が所属アーティストだったわけでもなく、したがって解雇には当たりません。弁護士同士の合意文書も存在しております」「そもそも彼とは長い間会っておりません。年にメールが数通という関係です」「(山下から雇用関係を)終了するよう促したわけでもない」「私が一個人、一ミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、ジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的・倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題」「私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」などと語っていた。
騒動の発端は、松尾氏が1日に自身のツイッターで「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」と、山下の名を挙げて投稿したこと。その後、同プロが公式サイトを更新し「今回の契約解除は、松尾氏によるこれまでの社内外での言動等に鑑み、弊社代表である私自身の判断により、松尾氏との協議の上、合意により終了することとなったものです」などと説明していた。