松島誘客へタッグ 宮城県と6市町が観光振興へ共同宣言

宮城県と松島湾周辺の6市町の首長が18日、県庁で記者会見し、地域の観光資源を生かして広域的に観光振興に取り組む「再発見!松島“湾”ダーランド構想」を発表した。
 村井嘉浩宮城県知事と塩釜、多賀城、東松島各市、松島、七ケ浜、利府各町の市町長らが出席した。構想によると、松尾芭蕉ゆかりの地を結ぶ周遊型観光ルートの提案や復興ツーリズム、農漁業の体験型プログラムの充実などを目指す。
 村井知事が共同宣言を読み上げた後、市町長らがそれぞれ決意を表明した。松島町の大橋健男町長は「松島湾地域として観光振興に取り組むのは初めて。県内外から誘客を進め、交流人口を増やしていきたい」と意欲を語った。
 東日本大震災で減少した観光客の回復が遅れる中、松島湾は昨年12月、国際的な環境保全団体「世界で最も美しい湾クラブ」(本部フランス)に国内で初めて登録された。国内外への発信力強化を狙い、県が関係市町に連携を呼び掛けた。

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