松本人志、テレビ番組のつまらなさを痛烈批判 

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インターネットやビデオオンデマンドの普及、趣味の多様化により、視聴率の低下が危ぶまれるテレビ業界。それら理由に加えて「テレビが面白くない」との声もあり、業界は冬の時期を過ごしていると言っていいだろう。

このことについて、ダウンタウン・松本人志(54)が16日に自身のツイッターを更新し、持論を展開した。

■最近のテレビ業界は「スピード出さなすぎ違反」

バラエティ番組を「車」に例えた松本。「番組はときにスピード違反で叱られる時がある」と、面白いものをつくろうとするあまり、視聴者などからのクレームが殺到することもあると述べた。

しかし、昨今の番組は「叱られることを恐れすぎの『スピードださなすぎ違反』だと思う」と指摘。クレームを恐れすぎるがあまり、制作側が面白いものをつくろうとしていないと批判した。

バラエティ番組はいわゆるスピード違反で叱られる時がある でも それはテレビを面白くしたい情熱だったりする。今のテレビを面白くなくしてるのは叱られることを恐れすぎのスピードださなすぎ違反だと思う。

— 松本人志 (@matsu_bouzu) October 16, 2017

■ファンからも称賛の声

テレビ業界にとって、視聴者とはなるべく良好な関係を築きたいもの。そのため、誰もが安心して見られるような番組制作を目指すのは、ある意味自然な行為だ。

とはいえ松本の指摘のとおり、面白いものをつくろうとする情熱がなければ、テレビから笑いが消えてしまう日がやって来るかもしれない。

投稿を受け、ネット民からは松本を称賛する声があがった。

・少しでも問題が起こるとすぐにテレビ局が謝ってしまうのが当たり前になりつつあるのは嫌ですね。テレビサイドが昔の過激な番組を今じゃできないと言ってるのを聞くと悲しくなってしまいます

・「BPOなんてクソくらえ!」精神のあるバラエティが見たいです

・報道、放送、人権さえある程度配慮してれば 基本アウトバーンでえぇですやん ちょっとパンチあるぐらいじゃないとハートも思考力も育たんです

・バラエティ番組って、違反くらいが面白くて見応えありますもんね。社会全体が、まわりを気にしすぎていたり、事あるごとに攻撃しようとしたり、そんな空気をテレビから感じて悲しいです。もっともっと違反しまくって、それを観ながらテレビの前で大爆笑をまたしてみたいです

■若い男性を中心にテレビ離れが進行

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,343名に「テレビ」についての意識調査を実施したところ、全体の1割が「全然観ない」と回答した。

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若い年代ほどテレビを見ない傾向にあることも判明。時間がないことや、ネット番組のほうが過激で面白いといった理由から「テレビ離れ」が始まっているのかもしれない。

松本の主張は一方で、何でもクレームを入れてしまう視聴者にも向けられているといえる。もしかすると、テレビ番組をつまらなくしているのは、他ならぬ視聴者たちかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん イラスト/ミキシマ)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1343名(有効回答数)

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