松阪牛の生産地、三重県も全頭検査を実施へ

 放射性セシウムに汚染された肉牛や餌の稲わらが全国各地で見つかった問題で三重県は1日、県産牛の全頭検査を行うことを決めた。
 7月29日の厚生労働省の通知に基づき、簡易測定を導入。簡易測定機器の購入や県外の検査機関への委託など、態勢が整い次第、開始する。同県には233戸の肉牛農家があり、年間約1万頭の県産牛が食肉処理されている。
 記者会見した鈴木英敬知事は「牛肉の値段が大きく変動し、取引で放射性物質の測定証明書の提示を求められるなど、畜産経営に大きな支障が生じ、松阪牛ブランドなどにも影響が懸念される」と説明した。
(2011年8月1日11時24分 読売新聞)

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