栃木県 イチゴ出荷量 28年連続で日本一 15年10月〜16年5月

全国農業協同組合連合会県本部(JA全農とちぎ)と県は、二〇一五年十月〜一六年五月の県産イチゴの出荷状況をまとめた。主力のとちおとめと、ブランド品種「スカイベリー」を合わせた出荷量は計二万六百四十九トンとなり、二十八年連続で日本一を維持する見通しとなった。

とちおとめの出荷量は前年比0・1%減の二万七十一トンだったが、一キロ当たりの平均単価は前年比1・7%増の千百十三円。九州地方で天候不順の影響があり、相対的に市場価格が上がったという。

一方、県がPRに力を入れるスカイベリーの出荷量は前年比46%増の五百七十八トン。平均単価も一キロ当たり千三百三十五円と好調だった。

両品種の販売金額は二百三十一億一千百万円だった。JAによると、昨年九月の関東・東北水害で農業用ハウスなどが冠水し、苗の被害を 受けた農家が出たが、県内各地から苗の提供があったり、東日本大震災で支援した宮城県亘理町から恩返しの苗が届いたりしたため、影響は少なかったとしてい る。

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