栄養たっぷり冬の味覚「カキノリ汁」味わって 仙台でPRイベント

具にカキとノリが入り、宮城県石巻市や女川町の漁業者の家庭で親しまれている「カキノリ汁」をPRするイベントが19日、仙台市若林区の市中央卸売市場であった。あまり知られていない浜料理で県産海産物の消費拡大を図り、水産卸の仙台水産(若林区)と県漁協(石巻市)が企画した。

 石巻湾産のカキとノリだけが入ったシンプルな塩味の汁が振る舞われ、市場関係者約200人が舌鼓を打った。作り方を紹介する動画も流された。

 ノリは今が出荷のピークで、カキも実入りが良くなってぷりぷりしているという。仙台水産営業企画部長の広沢一浩さん(58)は「今の時季のカキは加熱しても小さくなりにくい。旬の味覚を楽しんでもらいたい」と話した。

 県漁協常務理事の立花洋之さん(63)は「カキノリ汁は素材本来の味を楽しめる。栄養たっぷりでおいしいので家庭で味わってほしい」と語った。

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