栄養士が教える「ヨーグルト」食すべき最高のタイミング

朝食に出てくる定番のデザートというと、大半の人が果物やヨーグルトを思い浮かべるのではないでしょうか? 中でもヨーグルトは“朝食べるもの”というイメージが強いかと思います。

しかし、朝何気なく食べているヨーグルトですが、“食べるタイミング”によってはヨーグルトの効果を十分に引き出せていないかもしれないのです。

今回は、ヨーグルトを食べるべきタイミングについて、管理栄養士の筆者からご紹介いたします。

 

■驚くべきヨーグルトの健康効果とは

ヨーグルトには、便秘改善、ニキビ・肌荒れ改善、美肌効果、生活習慣病の予防、骨の強化、筋肉をつくる、免疫力向上、脂肪燃焼促進など、たくさんの健康効果があることがわかっています。

そして、どんなヨーグルトにも共通して含まれるものが、たんぱく質、カルシウム、ビタミン、乳酸菌全般などで、これらが健康効果を引き出し、美容と健康に良い影響をもたらしています。

さらに最近のヨーグルトは、メーカーによって含まれる乳酸菌の種類が違うため、その違いによってプラスαの効果が得られるものが増えてきています。

 

■ヨーグルトでダイエットができる?

ヨーグルトには脂肪燃焼効果があるので、ダイエットにもおすすめ。しかし、ヨーグルトのダイエット効果を引き出すためには、食べるタイミングが重要なんです。

ダイエットの場合は、“食前”がおすすめ。食事の前にカップ1杯のヨーグルトを食べることによってお腹が満たされ、食事の量が必然的に減ってくるのです。また、空腹時は栄養素が吸収されやすい状態なので、ヨーグルトのカルシウムも吸収されやすくなります。

さらに、ヨーグルトは冷やしすぎないほうが、様々な効果がより期待できます。お腹も冷やさないので、代謝も下げずにすみますよ。

ダイエットには常温くらいのヨーグルトがおすすめ。ただし、温度が高すぎると傷む原因になるので、夏前のこの時期であれば、食べる20分位前に冷蔵庫から出しておくとちょうど良いでしょう。

 

■便秘解消には食後が良い?

ダイエットを目的とするなら“食前”に食べるのがおすすめですが、便秘解消を目的とする場合には、“食後”がむいています。なぜなら食後のほうが、胃酸が薄まっているため、乳酸菌が良い状態のまま腸にたどり着きやすくなるからです。

さ らには、便秘予防のためには朝でも良いですが、お肌のためには“夜”食べるのが良いです。寝ているときの22時から深夜2時頃にかけては、細胞の修復が一 番活発になって、新しい細胞が生まれ変わります。この時間に合わせて食べることにより、ヨーグルトの効果も高められるのです。

 

以上、ヨーグルトを食べるべきタイミングについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

ヨーグルトを食べる際は、砂糖のたくさん入った甘いヨーグルトは避けること。できるだけプレーンヨーグルトを選び、200gを目安に食べるようにすると、糖分摂取が抑えられます。

どうしても甘みを加えたいときは、少量のハチミツや刻んだ果物を加えると、甘みが増して食べやすくなりますよ。自分の体の悩みに合わせて、ヨーグルトを食べる時間を変えてみてくださいね!

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