宮城県栗原市の栗っこ農協は2日、新米の試食会を同市志波姫のエポカ21で開いた。高温障害の心配があったが、見た目、食味ともに参加者から高い評価を得ていた。
米穀商や消費者、観光関係者ら約130人が出席。加藤栄幸組合長は「作況指数は105ととてもいい出来に仕上がった。放射能も全く問題ない数値でホッとしている」とあいさつした。菅原章夫県農協中央会長も「2回試食会に出たが、食味がいい」と胸を張った。
試食会ではひとめぼれ、ササニシキ、まなむすめに加え、つや姫が初めて登場。花山小6年の狩野達彦君(12)は「甘くて腰があり、ひとめぼれが一番おいしかった。見た目もつやがありきれいだった。どの銘柄も全国に自信を持って勧められます」と話した。
栗っこ農協によると、現在までの1等米比率は90.8%。ササニシキが猛暑の影響で乳白が入り全体の等級を引き下げたが、食味はいいという。