新鮮な魚介類や水産加工品を販売し、水産都市・石巻をPRする「いしのまき大漁まつり」(実行委員会主催)が20日、宮城県石巻市の県慶長使節船ミュージアムのサン・ファンパークであった。
市内外から家族連れら約4000人が来場。31の出店が並び、地元の水産加工会社が自慢の商品を格安で販売するなどした。
恒例の鮮魚競りには、タイやサケなど10種の魚介類約150箱が用意され、競り人が「1000円」などと値を付けると、参加した市民150人が一斉に手を挙げた。商品は市価の2割程度で買い取られた。
例年、まつりの会場にしていた石巻魚市場は東日本大震災で被災。来場者の安全などを考え、昨年からサン・ファンパークで規模を縮小して実施している。
須能邦雄副実行委員長は「できることを続けていくことが大事。来年は再建中の魚市場で行いたい」と話した。