MMD研究所が、2016年9月26日〜10月3日の期間、15歳〜69歳の男女35,161人を対象に「2016年9月格安SIMサービスの利用動向調査」を実施した結果を発表しています。
格安SIMサービスの利用者は14.7%
調査によると、35,161人中、格安SIMサービスを利用していると回答したのは14.7%(5,171人)でした。2016年3月にMMD研究所が実施した調査では、格安SIMの利用者は11.5%だったので、半年間で3.2ポイント増えていることになります。
また格安SIMサービス利用者5,171人に、メインで利用している格安SIMサービスを尋ねたところ、利用率がもっとも高かったのは「楽天モバイル」で20.7%、次が「OCNモバイルONE」で13.5%、3位が「IIJmio」で9.2%でした。
今年3月時点では16.4%のOCNモバイルONEに次いで15.9%で2位だった楽天モバイルが、今回の9月の調査では逆転して首位にたち、しかも2位のOCNモバイルとかなりの差をつけています。
契約プランは音声が53.8%、データが46.2%
格安SIMサービス利用者5,171人に、メインで利用している格安SIMサービスの契約プランを尋ねたところ、音声通話プランが53.8%、データ通信プランが46.2%でした。
また契約プラン別に利用している格安SIMサービスを見ると、音声通話プラン契約者(2,782人)でもっとも利用率が高かったのが楽天モバイルで27.8%でした。mineoの10.0%、OCNモバイルONEの9.4%がそのあとに続いています。
一方データ通信プラン契約者(2,389人)では、OCNモバイルONEが18.3%ともっとも高く、楽天モバイルが12.3%、IIJmioが10.3%でした。
デバイス別利用ではAndroidスマートフォンがトップ
格安SIMサービス利用者5,171人に、格安SIMをメインで利用しているデバイスを尋ねたところ、Androidスマートフォンが52.8%でもっとも高く、次がiPhoneで27.2%と、利用者の8割がスマートフォンで利用していることがわかりました。
デバイス別にどの格安SIMサービスを利用しているかを見ると、Androidスマホ、iPhone、その他のユーザーでは楽天モバイル、タブレット、モバイルルーターのユーザーではOCNモバイルONEの利用率がもっとも高いという結果となりました。
Source:MMD研究所
(lunatic)