桂島の魅力、見て食べて 山形大生が企画、復興支援ツアー

 山形大生でつくるボランティア団体「チーム山大」は、東日本大震災で被災した宮城県塩釜市の浦戸諸島・桂島を観光面で支援しようと、山形市の旅行会社と協力して観光ツアーを実施する。昨年度のツアーが島の人たちから喜ばれたため、本年度も第2弾として1~3月に実施する。
 ツアーは1泊2日の日程で、計4回予定する。早朝に山形市内をバスで出発し、船を乗り継いで午前中に桂島に到着。島内のペンションに泊まり、地元特産のカキ料理などを味わう。2日目はボートで島を巡り、松島の景観などを楽しむ。夕方に山形市内に戻る。
 チーム山大は震災後の昨年4月に発足し、浦戸諸島を中心にボランティア活動をしてきた。第1弾となった昨年度のツアーは計4回実施し、合計24人が参加。島の住民から「またツアーをして人を呼んでほしい」との声があったという。
 ツアーを運営する工学部1年の白鳥康太さんは「島の復興にはまだ時間がかかると思う。島の外から人が来るだけで、住民は喜んでくれる」と、多くの人の参加を呼び掛けている。
 今回のツアーの日程は(1)1月12~13日(2)2月9~10日(3)2月16~17日(4)3月2~3日。定員は各15人。料金はいずれも大人1万1800円、小学生以下9800円。申込先は山形E旅023(681)3139。連絡先はチーム山大の青山瞬さん090(4193)6018。

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