楽天、初優勝 球団創設9年目 エース田中がリリーフで締めくくる

 プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスが26日、埼玉県所沢市の西武ドームで行われた西武22回戦に4-3で勝ち、球団創設9年目で初のリーグ優勝に輝いた。マジックナンバーを「2」としていたこの日、2位ロッテが日本ハムに敗れたため優勝が決まった。
 楽天は七回に逆転、九回裏はエース田中将大投手がリリーフとして大歓声のなかマウンドに。走者を許したが、ピンチをしのいで締めくくった。
 楽天は近鉄の消滅に伴う球界再編で平成17年から新規参入。1年目は38勝97敗1分けというどん底からのスタートだった。翌18年に野村克也監督が就任すると同年の高校生ドラフトで田中投手を1位で獲得、21年には初めてクライマックスシリーズに進出した。
 星野仙一監督が就任した23年には、東日本大震災で本拠地を置く仙台を含む東北地方が未曽有の被害に見舞われたが、苦難を乗り越えた。今季は田中が開幕から連勝記録を伸ばすなど、安定した力でついにリーグの頂点に上り詰めた。

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