楽天の自社配送、東北へ進出 まず仙台、名取、多賀城で

楽天は、電子商取引(EC)サイトの自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の対象エリアに仙台、名取、多賀城の3市を加えた。東北でのサービス提供は初めてで、自社物流網の拡大を順次進める。
 エリア拡大に当たり、仙台市若林区卸町に配送センターを開設。直販事業や一部出店店舗の商品について、午前0時までの時間指定ができる再配達や、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」といったサービスに対応する。
 効率的な物流の提供で、出店店舗の満足度向上にもつなげる。
 宮城県への拡大で、従来の関東、関西と合わせて対象エリアは10都府県、人口カバー率は約27%となった。
 同社は2019年末までに60%に引き上げる目標を掲げており、今後も既存エリアの対象拡大、新規拠点の整備を進める方針。

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