楽天の来季監督に就任する星野仙一氏(63)=前阪神オーナー付シニアディレクター=が27日、仙台市内のホテルで会見に臨んだ。星野氏は「東北を熱くするということが私の仕事であろうと考えております」などと抱負を語った。
会見では三木谷会長が「星野仙一さんを新しい楽天の監督に迎え入れるというご報告をさせていただきます。先ほど、正式に調印いたしました」とあいさつ。星野氏は就任にあたり、「久しぶりにユニホームを着させていただいて、野球人として幸せです。(監督を)やるからにはフロント、現場、ファンとともに元気のあるチームを作ることが歴史を作ることだろうと思います。東北を杜の都を熱くさせてやろうと、今日仙台空港に着きました」と力強く語った。
また、チーム作りについては「昨年2位で今年最下位、地力というのがまだまだついていない。人作りをしながら勝ちに導くのは難しい部分があるが、選手とともに戦っていこうと思っています。(選手には)一人一人がレベルアップを図ってこい。想像以上の選手だと言えるようになってこいと言いたい」と語った。
星野氏はセ・リーグの中日、阪神の監督として3度のリーグ優勝を達成。ユニホームを着るのは日本代表監督として4位に終わった2008年の北京五輪以来で、パ・リーグのチームを指揮するのは初となる。