横須賀市 ごみ分別アプリ配信へ 収集日など一目瞭然

 横須賀市は、ごみの分類をスマートフォンで検索できる無料アプリ「ごみ分別アプリ」の配信を決めた。五月末にも配信を始め、iOSとアンドロイドで使用できるようにする。物を捨てる時、どのごみで出したらいいか一目瞭然。進学や就職、異動で転入が増える時期だけに、市資源循環推進課の担当者は「正しい分別でごみの減量につながれば」と期待をかける。
 市は九日、ソフトウエア開発「ハル・エンジニアリング」(横浜市西区)とアプリの無償開発協定を締結。吉田雄人(ゆうと)市長は「スマホを活用する若い世代が手軽に使えるように」と話し、同社の平田達彦代表取締役は「横須賀らしいアプリにする」と語った。
 市は現在、可燃ごみ、不燃ごみ、缶・びん・ペットボトル、容器包装プラスチックの四分別で収集。異物混入率は、可燃ごみ10・4%、不燃ごみ23・09%(いずれも二〇一三年度)、プラや缶などは0・38%(一二年度)だった。
 不燃ごみには資源回収物や可燃ごみの混入が目立ち、分別に迷う人が多いとみられる。市は冊子やホームページで分別内容を説明しているが、分かりやすく手軽にとアプリ開発を検討していた。
 アプリは物の名前を打ち込むと、どのごみに分類されるかを表示。約二千種の物に対応する。地域ごとの収集日、ごみを持ち込む場合の処理施設の位置、粗大ごみの申し込み、集団資源回収の拠点確認もできるようにする。 (中沢佳子)

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