15日に亡くなった女優・樹木希林さん(享年75)が1978年から40年にわたり全268作品に出演し、「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」など、CM発の流行語も誕生するなど、代表作の一つとなった富士フイルムのテレビCMが10月14日までの期間限定で、同社の公式ホームページで公開されている。
コミカルな樹木さんが人気だった「お正月を写そう」シリーズ。初登場となった78~79年の「お正月を写そうフジカラーF-IIお正月篇」、樹木さん自身のアイデアが反映されたという共演の岸本加世子のフレーズ「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」が流行語にもなった80年の「フジカラープリント お名前篇」、イナバウアーを披露し、樹木さん自身もお気に入りだったという06年の「フジカラーポストカード イナバウアー篇」、夫・内田裕也との写真が登場する06年の「PHOTO IS 樹木希林/私篇 家族写真篇」など。12作品が期間限定で公開されている。
同社は「樹木希林さんご逝去の報に接し、謹んでお悔み申し上げます。樹木さんは1978年以降、富士フイルムの数多くのTVCM(全268作品)にご出演いただきました。今回、樹木さんの生前のご活躍をしのび、共演者並びに関係者の皆様のご協力を得て、ご出演いただいた過去のTVCMの一部を10月14日まで期間限定で公開いたします。心よりご冥福をお祈り申し上げます。」との追悼メッセージとともにCMを公開している。