橋下徹氏、吉村洋文大阪府知事の新型コロナに関する厚労省非公開文書公開を支持「日本の統治機構は無茶苦茶」

橋下徹元大阪府知事(50)が21日、自身のツイターを更新。この日、大阪府の吉村洋文知事(44)が日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜・前8時)に生出演。厚労省から提示された新型コロナウイルスの感染拡大に関する「非公開文書」を公開したことに関連して、政府の姿勢を批判した。

 感染拡大を防ぐため、20~22日の3連休は大阪府と兵庫県との往来を控えるよう府民に呼びかけた吉村知事は、この日の番組で厚労省から提示された「非公開文書」を公開。辛坊治郎キャスター(63)から「いいんですか?非公開文書なのに見せてしまって」と聞かれながらも「僕は公開すべきだと思います」と堂々とフリップを見せた。

 文書には、1人の感染者が生み出す2次感染者の平均値が兵庫で1を超えているとしたうえで「見えないクラスター(集団感染)連鎖が増加しつつあり、感染の急激な増加が既に始まっている」と明記されていた。

 この文書について「表にだす文書ではないと、厚労省の医政局の局長が持ってきたものです」と吉村知事。「しかし、僕は公開すべきと思いました。大阪と兵庫はいつ感染の急増(オーバーシュート)が起きてもおかしくない状態ですから」と話した。

 この放送直後に橋下氏はツイッターを更新。「日本の統治機構は無茶苦茶。厚労省が非公開文書をもとに大阪府・市に説明。府・市が暴露。厚労省はそんなことはしていないと主張。危機時にこんなドタバタをやってる場合ではない。これだけのデータを政府が持っているなら正式に取り扱うべき。法に基づく対策本部、行動計画に切り替えるべき」とつづった。

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