日本の学校では、授業が終わると生徒が教室や校舎の掃除をします。
ところが欧米の学校では専門の清掃員が学校の掃除をするのが一般的で、彼らにとって日本のシステムはとても新鮮に映るようです。
海外掲示板で、「日本のほとんどの学校では掃除の専門職が存在せず、子供たちが自ら学校の掃除をしていることを知った」と驚かれていました。
日本では子供たちが掃除することについて、根底には仏教の教えがあり、掃除など清くすることで、道徳心を関連つけられていることに触れられていました。
海外掲示板の反応をご紹介します。
●このことを知って、とても驚いた。同時にいろいろ納得したよ。環境について責任を持たせるのに、これよりいい方法が他にあるだろうか。たぶん落書きや破壊が少ないんじゃないかと想像するよ。ただしこれがアメリカで機能するところが想像できない。それに対抗する法律まであるような気がするよ。
↑日本の学校では机とかに落書きもしたよ。でも帰る前には必ず消した。日本では机も与えられるんだ。席を変えるときは持ち物だけを交換するのではなく、机ごと移動したりする。
↑「これは自分の机なんだ! 全部似てるがこれは自分のなんだ」
●自分の高校では、教育プログラムの一環として生徒に掃除をさせるというのがあった。自分で掃除させられるものは、やはりぐちゃぐちゃにしようとは思わないよ。いいアイデアだと思う。
●それを支援する。汚す人間を作らないために。
●日本で英語教師を3年ほどしたことがある。自分も掃除に参加したが、すばらしいシステムだと思ったよ。子供に学校をきれいにすることを教えられるし、このことによって丁寧に扱うようになるよ。自分が掃除するところにゴミなんか捨てないからね。
●今、学校のロッカー・ルームに座っているんだが、自分たち生徒が残していったスポーツ飲料のボトル、バナナの皮、汚い下着などのゴミを掃除を清掃員がしている。日本の生徒にやらせるシステムを正しいと思うよ。
↑これはアメリカ社会の見えにくいトラブルの1つだと思う。みんなが散らかしたあと掃除をしない。なぜならそれは誰かの仕事だからだ。自分も去年まではあまり考えたことがなかった。25歳の今になって考え始めたが、清掃員がいるというのはかなり変である。
↑日本で育って公立の学校へ通った。毎日授業が終わると掃除の時間があった。それぞれ雑巾も持っていて、床や廊下をきちんと拭いた。トイレや別の場所を担当する生徒もいた。お昼になると学校で作られた給食が出て、当番の生徒が他の子の皿に盛っていく。もちろん当番は順番で、退屈だと思ったことはない。楽しかった覚えと、みんなとのつながりも持てる。アメリカの学校にもいいと思うよ。
↑自分は新築のアート専門の高校へ通った。4つの校舎に大きなトイレがそれぞれ設置されていた。でもいつも必ず1つは閉鎖されていて、その理由も荒らされたり汚されたりしていたからだ。数年で学校は最悪の学校と化していった。理由はいろいろあるが1つは汚いと言うものだった。素晴らしい学校から、価値のない学校になるまで速かったことに驚かずにいられない。
●どこへ行っても日本がきれいで、それがよくわからなかったがこれで納得したよ。だいたい通りにゴミ箱が全然ないんだ。なのにゴミもない。子供のときからの教育なんだなと思った。そしてそれは悪くないなと思った。
↑ゴミ箱は地域にもよるよ。留学していた広島では結構あった。東京にはあまりなかった。
↑それだよ、2,3年前に日本に行ったら、公共のゴミ箱がないのにすごくきれいだった。ようやくゴミ箱を見つけたときは写真を撮ったよ。
↑「なぜあの人はゴミ箱の写真なんか撮ってるのかしら」
「さぁ、白人は変わったものを撮るのが好きなんでしょ」
●「それは掃除スタッフの仕事でしょ」と言って、一切の掃除を拒否するタイプが多い。
↑自分もそういう子供だった。マクドナルドかウェンディか忘れたけど、ファストフードの店でケチャップに小さな穴を開けて強く押すと、隣のテーブルまで飛ばせることに気づき、兄弟で母親に気づかれないようにして遊んでいた。それを知った母親が怒ってナプキンを持ってきてきれいにするように僕らに言った。それに対して僕は「なんで?これはメキシコ人の仕事だろ」と言った。すると母親は店長に話をして、僕ら兄弟に店の床をすべて掃除させる手配してきた。当時の僕らにとって、それはすごく長い時間がかかった。床をはいて、テーブルを吹いて、モップがけもした。座席も窓もだ。トイレも掃除するように母に言われたが、店長がしなくていいと言ってくれた。
そこで学んだレッスンは3つだ。
「掃除スタッフにひどい対応をしない」「差別主義者にならない」「正しいモップのかけ方」
●アメリカでもこういう慣習があったら、もっと教室や廊下がきれいになっていると思う。実際にゴミ箱のとなりにチキンの骨を捨てるところを見たことがあるからね。生徒はそれが掃除スタッフの仕事だと主張していた。
●日本の掃除シーンをアニメで見た!
●だから日本はきれいなの?
●知らないやつはアニメを見たことがないんだ。
日本の学校と比べると、アメリカやイギリスの学校の汚さに驚くことがあります。掃除スタッフがいるものの、汚す人の数が多すぎると常に清潔を保つのは難しく、荒れるのも早いようです。
TIL most Japanese schools don’t have janitors. Instead children do the cleaning daily as part of a practice rooted in Buddhist traditions that associate cleaning with morality.