歌舞伎町の売春摘発に「新手法」 客待ち容疑で逮捕、抑止効果期待

東京・歌舞伎町の大久保公園周辺で路上に立って買春客を待ったとして、警視庁新宿署と保安課は24日、住所不定、無職の女性(28)を売春防止法違反(客待ち)の疑いで逮捕したと発表した。客待ち行為は、客とホテルに入る時などに現行犯逮捕で取り締まってきたが、今回は、過去の行為について逮捕状を取り、女性が歌舞伎町に来ていたところを逮捕した。警視庁は新たな手法による抑止効果に期待している。 【写真】1950年に撮影された「新宿遊郭街」の街並み  逮捕容疑は11日午後6時半ごろ、新宿区の大久保公園周辺で、売春する目的で客待ちをしていたとしている。黙秘しているという。  警視庁によると、女性は2023年10月ごろから複数回路上に立ち、男性と交渉をしたり、ホテル街に向かったりしているところが確認されたという。警視庁は11日の行為について逮捕状を取得した上で、23日に大久保公園周辺で客待ちをしていた女性を逮捕した。  大久保公園周辺での売春は、警視庁による摘発強化で23年末までに一時減少傾向にあったが、24年1月以降は再び増え始めている。警視庁幹部は「客待ちで何度も路上に立つ反復性と悪質性がある場合は、今回のように取り締まっていきたい。客待ち女性への警告になる」と話した。【加藤昌平】

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