武田梨奈、『酒場放浪記』の吉田類は「理想」 『ワカコ酒4』でコラボ実現

女優の武田梨奈(26)が11日、東京・六本木のBSテレ東で、自身が主演する連続ドラマ『ワカコ酒 Season4』(2019年1月7日スタート、毎週月曜 深0:00)で会見を行い、“酒飲み”の大先輩・「酒場詩人」こと吉田類とのコラボレーションが実現したことを報告。その喜びを語った。

 同ドラマは、新久千映氏の同名漫画(月刊コミックゼノン/ノース・スターズ・ピクチャーズ)を原作に、「酒呑みの舌」を持って生まれたOL、村崎ワカコ(武田)がさまざまな場所をさすらい、「ぷしゅー」の決めせりふとともに、“女ひとり酒”を堪能するグルメドラマシリーズ。『Season4』第7夜「素敵な出会い」(2月18日放送)に、吉田が本人役でゲスト出演する。

 吉田が出演する番組『吉田類の酒場放浪記』は15年続く、飲み歩き番組の老舗。一方、『ワカコ酒』はSeason1の撮影当時、武田は23歳で「実は、あまりお酒が飲めなくて。でも、『ワカコ酒』に出演させていただくのに、『飲めない』とは言えなくて。最初はうそをついていました(笑)」。いまではプライベートでも女ひとり酒を楽しみ、家でも「1杯、飲んだ方が次の日調子がいい」と言うほどの“呑兵衛”に。

 そんな武田が参考にしているのがまさに『吉田類の酒場放浪記』。武田は「Season1の時からいつかお会いしたいと思っていました。『酒場放浪記』を見て、いろいろ勉強させていただきました。吉田類さんは純粋にお酒を飲むことを楽しんで、おいしいと表現されているので、私も純粋な気持ちでやりたいと思い、『ワカコ酒』ではすべて本物のお酒で撮影させていただいています」と師匠のように慕っている。

 今回の撮影では、「最初と最後のせりふはあったのですが、ほかはほとんどアドリブでやらせてもらい、酒呑みとしていろんな助言をいただきました。グッとくるようなシーンもあります。ドキュメンタリーに近いと思う」と武田。共演を振り返り、「吉田類さんとお酒を飲んだ人はみんな幸せな気持ちになるんだろうな、と思いました。私もそうなりたいと思う、理想の方です」と感銘を受けていた。

 会見には主題歌を担当する、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIも出席し、同ドラマのために描き下ろされた楽曲「さけっぱらだい酒(しゅ)☆」をPRした。

■吉田類の談話
『ワカコ酒』については僕の周りがみんなドラマや原作の漫画を面白いというので知っていたのですが、武田梨奈さんのことは存じておりませんでした。でも俳句の仲間たちやスタッフが皆「癒されます」と言っていたのが印象的で「そんな女性だったらきっと素敵な人なんだろう」と思っていたところ、お会いしてみたら本当に素敵な方でした。皆が「彼女が画面の中にいるとそれだけで癒しだ」と言っていたのがよくわかりました。今回のゲスト出演は遊びに来たような感じでした。もちろん、遊びといってもいい加減な気分というのではありません。撮影で感じた「楽しい」という雰囲気をそのままお伝えできればいいなと思います。酒飲みは非常に正直者なので、飲んだ瞬間にすべて顔に出てしまう。だから今回も飲んだ一瞬の僕の表情でお酒のおいしさをわかっていただけるのではないでしょうか。撮影を経て、いろいろな人と美しい出会いがあり、とても爽やかな心地でした。またおじゃまさせていただきたいです。

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