歩きたばこ規制 仙台市議会が条例案提出へ

仙台市議会は10日、超党派の政策担当者会議(菅原健座長)を開き、会議の作業部会がまとめた「市歩行喫煙等の防止に関する条例」(仮称)案を一部修正し、承認した。11日開会の6月定例会に提案する。

市街地での歩きたばこを規制する条例案で、会議で承認を得たことで今定例会で可決する見込み。議会改革の一環として昨年発足した超党派会議による初の政策条例になる。
喫煙者と非喫煙者の「共存」を目指すと記した前文について前回会議で意見が割れたのを受け、菅原座長が修正案を提示。誰もが安心して暮らせる街の実現を両者が「ともに」目指す-との表現に変更し、全会派が合意した。
分煙の議論が足りないと当初案に反対した共産党市議団は「会議でつくる1本目の条例なので受け入れた」と説明。喫煙者の権利保護の観点で当初案に賛成していた公明党市議団は「全体の趣旨は変わらないと判断した」と述べた。

タイトルとURLをコピーしました