歴史息づく仙台を実感 伊達武将隊とゆかりの名所巡り

 仙台市中心部を伊達武将隊と歩くガイドツアーが始まった。案内役の武将と家臣の2人が街に息づく仙台藩ゆかりの名所などを案内し、観光客に仙台の新たな魅力を発見してもらう。
 ガイドツアーはJR東日本が列車と宿泊のパック商品のオプショナルプランとして企画。4~6月の仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに向け、市とタイアップした。年度内は続け、新年度の実施も検討している。
 初日の18日は東京都と埼玉県の30代の女性2人が参加。仙台駅を出発し、芭蕉の辻、三滝山不動尊、仙台朝市を2時間かけて回った。休憩時間には老舗の餅店でずんだ餅を味わった。
 武将隊はユーモアを交えながら、写真や資料を使って名所の歴史を紹介。柳町大日如来では、仙台城下の都市計画を担った茂庭綱元が「町割りで使った縄を燃やした灰をここに埋め、街の繁栄を願った」とエピソードを語った。
 参加した女性は「仙台城跡の周りだけでなく、街の中にも伊達家の伝統が残っていることが分かった。違うガイドとも回ってみたい」と話した。
 料金は1人1000円。8日前までに、びゅう予約センターナビダイヤル=0570(04)8928=から申し込む。ツアーの内容に関する連絡先は伊達武将隊事務局022(748)4832。

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