死亡後に陽性判明、15人 3月中旬以降 警察庁

自宅や路上などで死亡し、警察が通報などを受けて対応した事案のうち、新型コロナウイルスの陽性反応が出た死亡者が3月中旬から今月22日までに15人に上ることが分かった。

 警察庁の松本光弘長官が23日の記者会見で明らかにした。

 同庁によると、15人は全員男性で、内訳は東京都が9人、埼玉県2人、兵庫県2人、神奈川県1人、三重県1人。

 搬送時の状況やコンピューター断層撮影(CT)検査、親族の説明などから、医師らが感染を疑ってPCR検査を行い、陽性と判明した。死因が新型コロナウイルス以外の人もいるという。

 捜査関係者によると、東京都足立区では今月9日未明、60代男性が路上で倒れているのを通行人が見つけ、警察署に連絡。男性は搬送先の病院で死亡した。

 救急隊員が肺炎を疑って医師がPCR検査を実施したところ陽性が判明した。死因は新型コロナウイルスによる肺炎とされたという。 

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