朝食を毎日とる社会人は幸福感が強く、健康や家族を幸せの基準ととらえていることが、東北大加齢医学研究所の調査で分かった。仕事や趣味など、生活への満足度も高かった。
調査は7月、仕事を持つ20代〜60代の各年代の男女100人ずつ、計1000人を対象に、幸せ度やライフスタイルについて尋ねた。
幸せ度の自己採点(100点満点)の平均は65.1点で、内閣府調査の10点満点中6.5点とほぼ同じ結果。朝食の頻度別にみると、毎日食べる人(637人)の平均は67.9点で、週2回以下(156人)の59.0点より10ポイント近く高かった。週3〜6回の人は61.1点だった。
幸せ度の判断基準(複数回答)は、毎日朝食をとる人が「健康」(72.8%)「家族の状態や関係」(68.3%)を重視するのに対し、週2回以下の人は「経済的な余裕」(73.1%)がトップで健康や家族は50%台にとどまった。