民主党の安保関連法案採決をめぐる方針に「ひるおび!」で呆れた声

15日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、安全保障関連法案の特別委員会採決での民主党の方針ををめぐり、出演者から笑いが起きる場面があった。

番組では、中継で委員会の採決の様子を伝えた。怒号が飛び交う中、「強行採決反対!」などと記されたプラカードを持った民主党議員が浜田靖一委員長を取り囲んだが、採決は実行に移され、賛成多数をもって安保関連法案は可決された。

その後スタジオの解説に移り、時事通信社の田崎史郎氏が特別委員会の委員でない民主党議員が多くいたことを指摘したが、委員会室への出入りは自由なのだとか。

さ らにここで、TBSテレビ解説委員の龍崎孝氏から民主党の採決時の作戦が明かされた。龍崎氏によると、民主党は「(採決に応じないため)採決時は席から離 れる」「委員会室からは出ない」「ベテラン議員が委員長席に押しかける」「若手議員はプラカードを持つ」といった方針を事前に決めていたという。

民主党の委員は席から立つことで採決には参加しないが、主張はするという姿勢だったらしい。

プ ラカードについて田崎氏は「テレビによく映る大きさにしているわけですよね。小さい文字にしないで」とし、あくまでもテレビの中継に移りこむことが前提の パフォーマンスであったことを指摘した。田崎氏によると、議場へのプラカードの持ち込みは「厳格に言えばアウト」なのだそうだが、「いちいち目くじらを立 てていられない」のだろうとこぼしていた。

番組では、MCの恵俊彰が、本来プラカードを見せる相手のはずの浜田氏の背後で掲げている議員 に呆れかえり、スタジオからは笑いが起きた。コメンテーターのデーモン閣下は「(プラカードをカメラに映すことで)国民へのアピールってことですよね。 『最後まで反対しましたよ』って」と分析していた。

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