仙台市は13日、東日本大震災の被災者向け復興公営住宅3000戸のうち、民間物件を買い取って整備する1380戸の地域別募集戸数を明らかにした。「地下鉄東西線東部」(荒井-薬師堂駅)の660戸(上限)が最も多い。
対象エリアは「地下鉄南北線南部」(河原町-富沢駅)、「JR線東部2」(陸前高砂、福田町駅)など鉄道沿線に5カ所を設定。各駅を中心に、おおむね1.5キロ圏内に整備する。
地域ごとに募集戸数の上限と下限を設け、希望状況や事業者からの提案内容を勘案して最終的な整備戸数を決める。
地下鉄は「東西線東部」が260~660戸、「南北線南部」が190~390戸、「南北線北部」(泉中央、八乙女、旭ケ丘、台原駅)が100~200戸。JRは「東部1」(東照宮、東仙台、苦竹、陸前原ノ町駅)が200~480戸、「東部2」が120~240戸となっている。
建設費は原則、1戸当たり上限1600万円で、土地代を含め最大2300万円とした。今月下旬に募集要領を公表し、12月下旬から公募を開始。来年1月下旬に事業者を決める。