気仙沼復興を旅行で応援 JR東、ツアー発売

JR東日本仙台支社は4日、東日本大震災の復興支援を目的とした旅行商品として、新たに宮城県気仙沼市の被災地を巡る「気仙沼復興応援ツアー」を発売した。仮設商店街での買い物やカキ小屋体験のほか、気仙沼線に導入したバス高速輸送システム(BRT)の専用道見学も盛り込んだ。
 ツアーは11月10日を皮切りに、来年3月まで毎月第2土曜に開催する。専用バス「気仙沼復興応援号」で、午前9時50分に東北新幹線一ノ関駅を出発し、午後6時すぎに同駅へ戻る。
 気仙沼市魚市場では、語り部ガイドから震災当時の状況を聞く。火災に遭った鹿折地区も訪れ、津波で陸上に打ち上げられた大型船を見学する。
 気仙沼復興商店街「南町紫市場」や復興屋台村「気仙沼横丁」にも立ち寄る。カキ小屋「唐桑番屋」では鉄板で焼いたカキ、ホタテを味わえる。
 「バス乗車のみ」、一ノ関駅までの往復を含む「日帰り」、一関市内に宿泊する東京発着の「1泊」から選べる。定員は各回40人。料金は大人1人でバスのみ3800円、仙台発着の日帰り7000円、1泊2万3800円。JR東日本の会員制サイト「えきねっと」から申し込む。
 応援ツアーは今回が第3弾。昨年10月から続く「南三陸町福興市応援ツアー」は延べ600人以上、今年3月に始めた「石巻・女川復興応援ツアー」も160人以上が利用した。連絡先はJR東日本仙台支社営業部022(266)9903。

タイトルとURLをコピーしました