気仙沼湾横断橋、名称3案どれがいい? 東北地方整備局など宮城県民向けアンケート開始

東日本大震災の復興道路として国が2021年度中の全線開通を目指す三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)の一部で、宮城県気仙沼市で建設が進む「気仙沼湾横断橋」(仮称、全長1344メートル)の正式名称を決める県民向けのアンケートが31日、始まった。選択肢は他に「気仙沼復興大橋」「気仙沼リアス大橋」。計3案のうち最も人気を集めた名前が付けられる見通し。
 アンケートは東北地方整備局仙台河川国道事務所と県、気仙沼市が共同で9月14日まで実施する。3案は3者の協議で絞り込み、「気仙沼復興大橋」には復興の象徴を、「気仙沼リアス大橋」には地形の特徴をそれぞれ名前に託した。
 同事務所のホームページか、県や気仙沼市の関連施設、道の駅など県内約50カ所に置くアンケート箱で投票できる。投票条件は特にないが、県内在住者の投票が尊重され、組織票は除外される可能性がある。
 3者は投票結果を考慮した上で、9月下旬までに正式名称を決める方針。同事務所の担当者は「橋や道路の名称を住民のアンケートで決めるのは異例。最も票を集めた名前が最有力になる」と説明する。
 連絡先は仙台河川国道事務所設計課022(248)0049、県道路課(211)3162、気仙沼市計画・調整課0226(22)3415。

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