東日本大震災から10年を迎えるのを前に、宮城県気仙沼市は来月1日夜、全国からの支援に感謝を伝えようと、三陸沿岸道の気仙沼湾横断橋(全長1344メートル)をライトアップし、橋の上から打ち上げ花火を実施する。
市と気仙沼ライオンズクラブの共催。震災犠牲者への追悼や、気仙沼の復興のシンボルとなる横断橋の完成記念の意も込める。
午後7時に、計80基の白い発光ダイオード(LED)照明を点灯し、橋の主塔とケーブルを照らす。その後の約30分間、ナイアガラ花火と約400発の打ち上げ花火で夜空と橋を彩る。
当日は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。地元ケーブルテレビやコミュニティーFMで開始のカウントダウンを行い、BGMも流す。荒天の場合は翌2日に順延する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観覧場所や駐車場は設けない。
1日以降は日没から午後10時まで常時、ライトアップを実施する。横断橋を含む三陸道気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ間(7・3キロ)は、6日に開通予定。