気分は政宗公 仙台・勝山酒造、江戸時代の日本酒再現

仙台伊澤家勝山酒造(仙台市)は、江戸時代の配分で醸造するなどした日本酒を仙台産の新米とセットにした「政宗公の酒」を予約販売している。慶長遣欧使節団の出帆400年を記念して企画した商品で、原料、水など細部までこだわった。
 昔ながらの日本酒を再現したのは「元(げん)」「〓(れい)」の2種類。勝山酒造に残っていたレシピに基づき、濃厚な甘みが楽しめる。
 原料には仙台市内で収穫されたひとめぼれを使用した。勝山酒造の伊沢治平副社長は「仕込み水と同じ水で育ったコメを原料にしたことで味に一体感が生まれた。世界に誇れる日本酒になった」と強調する。
 10月末には市内で商品の披露会が行われ、出席した伊達家第18代当主の泰宗氏は「400年を経て進化した政宗公の酒を味わってほしい」と話した。
 日本酒は「元」(720ミリリットル)と新米6合入りのセットが7000円。「〓」(同)とのセットが5500円。ほかに通常の醸造法による日本酒とのセットもある。百貨店などでも予約を受け付け、15日から随時発送する。
 連絡先は勝山酒造022(348)2812。
(注)〓は零の右に鳥

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