水害のリスク、小学生が仮想空間で学ぶ 仙台・七郷地区 自宅周辺の浸水想定域確認

仙台市若林区の七郷市民センターは27日、七郷地区の小学生に地域の水害リスクを学んでもらう教室を開いた。センターの体験活動プログラム「サマースクール」の一環で、約30人が参加した。

 授業は、東北工大の小野桂介講師(河川工学)が担当した。人気ゲームソフト「マインクラフト」と、仙台市の街並みの3次元データを組み合わせた防災教育ツールを使用。児童はマウスやキーボードで仮想空間を探訪し、近くの学校やスーパーなどの想定浸水深を確認した。

 七郷小3年の手塚心南さん(8)は「大雨になったら早く避難所に行くのが大事だと思った」と話した。

 小野講師は「自宅に戻ってから家族と防災について話し合うきっかけになればいい」と語った。

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