水源地保全の「青下の杜プロジェクト」9社が活動継続 仙台市が協定再締結

仙台市は23日、青葉区熊ケ根の青下水源地の環境保全に取り組む「青下の杜プロジェクト」に協力する水道関連の企業9社と協定を再締結した。企業は青下水源地周辺の公園で植樹や清掃に取り組み、市は企業の寄付金を水源林の下草刈りなどに活用する。

 市役所で締結式があり、佐藤伸治水道事業管理者と各社代表者が協定書を交わした。佐藤管理者は「服を泥で汚しながら木を植え、枝を払い、ごみを拾ってもらっている。皆さんに深く感謝し、つながりの輪をさらに広げたい」と述べた。

 県管工業協同組合(宮城野区)の井上環理事長は「写生会などを開き親子に水源の豊かさや水の大切さを伝えたい」と、水道管路器具製造の大成機工(大阪市)の中村稔社長は「水道に関わる企業として活動を続けていきたい」とそれぞれ語った。

 プロジェクトは2020年にスタートし、11社が協力する。3月末で期間満了となる9社が継続を申し出た。寄付総額は年約360万円。期間は4月から3年以上で企業ごとに異なる。

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