水玉、スズメとイクスカ 仙台市がIC乗車券のデザイン発表

仙台市は26日、12月に市地下鉄で導入するICカード乗車券「イクスカ」のデザインを発表した。伊達家ゆかりの水玉模様と、「すずめ踊り」で市民になじみのあるスズメをあしらい、仙台らしさを強調した。パンフレットやポスターなどの広報媒体にも活用する。
 デザインは、市文化財に指定されている伊達家の「水玉模様陣羽織」がモチーフ。杜の都にちなみ、水玉には緑色を採用した。スズメは伊達家の家紋「竹に雀(すずめ)」に通じるほか「軽快に移動できる」というイメージを重ねた。
 市が昨年12月~ことし1月に開いたコンペで、市内在住の画家菅野麻衣子さん(30)の案が選ばれた。交通局職員でつくる審査委員会は「仙台に関係の深い要素をバランスよく盛り込んだ」と高く評価した。
 市IC乗車券推進室の担当者は「老若男女問わず親しまれる色柄になった。認知度を高め、乗車券の利用促進につなげたい」と話した。

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