水道「みやぎ方式」 批判や懸念、市民から声 仙台で討論会

水道3事業の運営を一括して民間に委ねる県の「みやぎ型管理運営方式」を巡り、市民団体「命の水を守る市民ネットワークみやぎ」は7日、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で学習討論会を開いた。
 市民ら約80人が参加。県企業局の実施方針素案について、県議が説明し「水利用の減少という課題があることは事実だが、賛否どちらにしても時間をかけて議論すべきだ」と指摘した。
 市民団体事務局の小川静治氏は「県は水道民営化という表現を否定するが、(運営権を売却する)仕組みは仙台空港と同じ。公営のまま事業費を削減した事例を学ぶべきだ」と批判した。
 討論会では「制度が県民に十分伝わっていない」「(県が9月末まで実施している)意見公募で懸念を伝えよう」などの声があった。

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