仙台市教委と市は2日、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある県産牛2頭の肉が、馬場小と馬場幼稚園(太白区)、作並小と同小新川分校(青葉区)、住吉台保育園(泉区)の給食で提供されていたと発表した。
5カ所とも在庫はなく、放射性物質が含まれているかどうかは不明。市は「提供されたのは少量で、健康に与える影響はないと考えている」と説明した。
馬場小と馬場幼稚園は7月6日のビビンバに2.7キロを使用し、児童や園児、教職員計84食分(1食当たり約30グラム)を提供。作並小と新川分校では同11日のチンジャオロースの食材として0.6キロ、計55食分(約10グラム)を出した。住吉台保育園は6月10日のハヤシライスで1.3キロを使い、計77食分(約17グラム)を提供した。
市教委と市は7月下旬、安全性を確保できる体制が整備されるまで、国産牛を給食に使わないよう市立学校や保育所に通知している。